「アクアリウムにはどんな種類があるの?」
「水槽のお手入れってどうやるの?」
「アクアリウムの楽しみ方ってどんなものがあるの?」
この記事では、アクアリウムのタイプ、日常のメンテナンス方法、そしてアクアリウムの魅力をご紹介します。
趣味として楽しむためのアクアリウムの基礎知識
アクアリウムの種類
アクアリウムは水質や生態に応じて、様々なタイプに分けられます。
熱帯淡水魚のアクアリウム
熱帯地域の川に生息する生物を飼育する水槽です。色鮮やかなネオンテトラやグッピーなどが特徴的で、水草の栽培も楽しめます。元の環境を再現するためヒーターが必要です。
淡水魚のアクアリウム
温暖な水温に適した生物向けの水槽で、メダカや金魚、淡水エビ、ドジョウなどが飼育できます。ヒーター不要で、気軽に始めることができます。
ネイチャーアクアリウム
大きな水槽の中に水草、岩、流木などを配して、
まるで自然界の一部を切り取ったような美しい景観を作り出す水槽レイアウトのことです。
海水魚のアクアリウム
海洋生物を飼う水槽で、「ファインディング・ニモ」で有名なカクレクマノミなどが人気。色彩豊かな生物が特徴ですが、人工海水の使用や水質管理が少し複雑です。
ボトルアクアリウム
小さなボトルを使って魚やエビを飼育するスタイル。デスクの上にも置け、手軽に楽しめますが、水の停滞が腐敗を引き起こしやすく、定期的なケアが必要です。
アクアテラリウム
水槽の中に陸地部分を作り、水上と水中の異なる生態を楽しめるスタイルです。陸上部には苔や植物を植え、水中ポンプで水を循環させることで、DIYで創造的な表現が可能になります。
水槽のメンテナンスって大変?
「アクアリウム」と言うと、「水換えが大変そう」と思う人もいると思いますが、実際の日々のメンテナンスは慣れれば簡単です。主なお手入れには以下のものがあります。
- 餌やり
- ガラス面の清掃
- 水の交換
これらの具体的な方法についても説明していきます。
簡単な水槽のお手入れ方法
① 魚に餌をやる
毎日1~2回、魚に餌を与えます。良い環境の水槽では自然に魚の餌となる微生物が発生することもあるため、数日間の留守でも問題ありません。
② 水槽のガラスを清掃
水槽のガラス面は、手を濡らさずに使えるスクレーパーを使用して簡単にきれいにできます。
③ 水の交換
水槽の3分の1程度の水を定期的に交換します。初めは毎日、水質が安定すれば週に1回のペースで行います。便利な水換え用ポンプを使うと良いでしょう。
この他にも、照明のオン・オフはタイマーを利用すると自動化でき、水草が伸びすぎた時はカットが必要です。
水槽のサイズの種類
水槽にはさまざまなサイズがあります。一般的なサイズは以下の通りです(単位はセンチメートル)。
・30×30×30(キューブ型)
・45×27×30
・60×30×36
・幅90
・幅120
その他にも、奥行きが狭いスリムタイプや高さがあるハイタイプなどのバリエーションがあります。
おすすめサイズは60×30×36
60センチ水槽がおすすめされるのは、水質が安定しやすく、レイアウトがしやすいこと、そして市販のアクア用品の多くが60センチ水槽を基準に作られているためです。
メルカリなどのオンラインマーケットでは30センチと60センチのアクア用品が特に豊富です。
電気代について
アクアリウムの電気代は毎月数百円程度ですが、冬場はヒーターの使用により少し増加します。
アクアリウムの課題
- コケが生えると見栄えが悪くなる
- 地震時のリスク
- 水槽のリセットや移動の手間
インテリアとしての水槽は、コケが生えると見た目が悪くなることがあります。地震の多い日本では、水槽から水がこぼれるリスクがあり、床下への水漏れや漏電対策が必要です。また、水槽のレイアウトを変更する際や移動する際は、かなりの手間がかかり、腰痛持ちの人には特に注意が必要です。
まとめ
アクアリウムに惹かれるのは、その美しさや水槽内の生物への興味からです。水槽内の生物は直接触れることはできませんが、適切な環境下で元気に成長し、美しさを発揮します。特にネイチャーアクアリウムでは、水草が光合成を行い、気泡を発生させたり花を咲かせたりする様子が見られます。
水槽を通じて自然の一部を自宅で観察するのは、贅沢な体験です。是非、アクアリウムの世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。