密閉型テラリウム向けの苔の選び方と育成のポイント!

コケテラリウム

密閉型テラリウムでの苔栽培には、適した種類があります。

この記事では、そのような苔の選定方法と栽培の際の重要なポイントをご紹介します。

テラリウムを始めたい初心者の方にも役立つ内容です!

テラリウムの二大カテゴリー

テラリウムの二つの基本タイプ

テラリウムは主に二つのタイプに分けられます。

・蓋が開くオープンタイプ
・完全に密閉されたクローズドタイプ

この二つにはそれぞれ特徴と注意点があり、その違いを知ることが大切です。

オープンタイプとクローズドタイプの特徴

オープンタイプとクローズドタイプは、適する植物の種類や管理方法に違いがあります。

オープンタイプは熱がこもりにくい反面、乾燥しやすく、手入れがやや困難です。その代わり、設置場所に柔軟性があります。

一方、クローズドタイプは内部の湿度が保ちやすく、水やりの頻度が少なくて済みます。さらに、虫の侵入を防ぎやすいため、室内の様々な場所に設置することができます。

テラリウム初心者の方は、特にクローズドタイプから始めることを推奨します。最近は、LEDライト付きの製品も注目されています。

苔テラリウムの代替蓋について

苔テラリウムでは、ラップなどを蓋の代わりに使って容器を覆うことができます。

これにより、適切な湿度を保つことが可能です。ただし、中が見える透明なものを使用することが望ましいです。水やりが毎日できない時に便利です。

密閉型テラリウムに最適な苔の種類

密閉型テラリウムでは、全ての苔が同じ条件で育つわけではありません。以下に、密閉型に適した苔の種類を紹介します。

密閉型テラリウムに適した苔

・ホソバオキナゴケ
・タマゴケ
・ヒノキゴケ
・コツボゴケ
・オオシラガゴケ
・ホウオウゴケ
・ムチゴケ

密閉型テラリウムに適さない苔

・スナゴケ
・ハイゴケ
・ミズゴケ

密閉型テラリウムにおける苔の育成の要点

密閉型テラリウム内の熱の問題点

密閉型テラリウムは内部に熱が溜まりやすい性質を持っています。そのため、設置する際は明るく風通しの良い場所を選ぶことが重要です。

もし直射日光の下に置くと、内部温度が上昇しすぎて苔が弱る可能性があります。水やりは2~3週間に1回程度で足り、霧吹きで水をかけることが効果的です。

密閉型テラリウムの適切な密閉度について

苔を育てる際の容器は、適度な通気性を確保することが必要です。密閉度が高すぎると、苔が不自然に伸びたりすることがあります。

健全な成長を促進するためには、蓋付きの容器を使用し、適宜換気を行うことを推奨します。

初心者にも優しい密閉型テラリウム

最後に、密閉型テラリウムの特徴をまとめてみましょう。

オープンタイプの特徴:
・熱が内部にたまりにくい
・自然本来の成長を享受できる
・乾燥することが多く、葉がダメージを受けやすい

密閉型テラリウムの特徴:
・内部の湿度が保たれる
・水やりの回数が少なくて済む
・虫の侵入が少なく、室内のさまざまな場所に適している

密閉型テラリウムは手入れがしやすく、初心者にも理想的です。ただし、苔の種類によっては密閉環境に適さない場合もあるので、選定時には注意が必要です。

自分だけのテラリウム作りに挑戦し、独自の創造性を楽しんでみてはいかがでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました