苔テラリウムを長く綺麗に保つためには、設置場所の選定がとても重要です。
この記事では、苔テラリウムに最適な場所を見つけるためのコツと、育成のためのポイントを紹介します。
これから苔テラリウムを始める方も、ぜひ参考にしてください。
苔テラリウムに必要な光の量
読書に適した明るさ
苔テラリウムは意外にも光を重要視します。暗い場所でも成長すると思われがちですが、実は日光の量と質が非常に大切です。
特に、日光がまったく届かない場所では、苔は光合成を行えず枯れてしまうことがあります。
春から夏にかけての強い日光には特に注意し、少なくとも「本が読める程度の明るさ」を確保することが大切です。
また、苔は「1日8時間」ほどの明るさが必要ですので、その条件を満たす場所を選びましょう。
苔テラリウムに最適な設置場所
さて、具体的にどのような場所が苔テラリウムに適しているのでしょうか。以下におすすめの場所をいくつか挙げます。
北側の窓際
レースのカーテン越し
自然光が差し込むリビング
直射日光の当たらない窓際
明るく照明が長時間ついている部屋
特に北側の窓際やレースのカーテン越しの場所は最適です。
日光が遮られるインテリアのある部屋も良い選択肢です。ただし、窓のない場所や光の届かない場所は避けましょう。また、暑い季節では冷蔵庫での短期保存も可能です。
苔テラリウムを理想的に配置するためのヒント
苔テラリウムを置くのに最適な場所を選ぶ際の重要なポイントをご紹介します。
直射日光を避けるコツ
苔テラリウムにとって、避けるべきは直射日光です。
明るい場所は好ましいですが、直射日光は苔の健康に悪影響を与えます。直射日光によってテラリウム内が過度に暖まり、苔が蒸れてしまうからです。
茶色く変色した苔の回復は難しく、新芽が出るまでには2ヶ月以上かかることもあります。
そのため、状態の良い緑色を保つためにも直射日光は避けましょう。日中家を空けることが多い場合は、涼しい場所への配置が理想的です。
エアコンの効いた部屋への注意
また、エアコンの効いた部屋は、苔にとって乾燥しやすい環境です。
エアコンが頻繁に使われる場所では、蓋付きの瓶タイプのテラリウムがおすすめです。
蓋なしのタイプを選ぶ場合は、乾燥に強い苔を選ぶことがポイントです。特に初心者におすすめなのは、乾燥に強いスナゴケです。
まとめ
苔テラリウムには適切な光の環境が必要です。
光不足は苔の成長を妨げ、枯れの原因になります。
理想的なのは、読書ができるほどの明るさで、8~10時間の明るさを確保できる場所です。
【おすすめの置き場所】
- 北側の窓辺やレースのカーテン越し
- 明るいリビングや適度な日陰の場所
- 避けるべきは窓のない場所や暗すぎる場所
【注意点】
- 直射日光を避け、色の変化を防ぐ
- エアコンの効く部屋では蓋付きの瓶タイプが適切
日中の管理が難しい場合は、デスクライトなどの照明を活用することも良いでしょう。適切な照明により、苔は健康に育ち、見た目も良くなります。
苔はゆっくりと成長するため、適切な環境を見つけて、じっくりとその成長を楽しんでみてはいかがでしょうか。