まず結論‼現金書留は週末でも届く?
「現金書留って、週末をはさんでもちゃんと届くのかな…?」「土日に出したら、いつ着くんだろう?」そんな不安を感じて、今まさにスマホで検索している方も多いのではないでしょうか。
とくに大事なお金を送るときは、「ちゃんと届くこと」「いつ届くかが分かっていること」がとても大切ですよね。普通郵便は土曜配達がなくなったり、配達日数が少し伸びたりしているので、「もしかして現金書留も遅くなっているのでは?」と心配になる気持ちもよく分かります。
そこでこの記事では、現金書留の基本・配達日数の目安・週末にかかる場合の注意点・速達を使ったときのイメージを、女性でも初心者でもスッと理解できるように、やさしく解説していきます。
また、「ゆうゆう窓口なら土日でも出せるの?」「家族が受け取っても大丈夫?」といった、よくある疑問にもQ&A形式でお答えします。
この記事を読み終わるころには、「この日に着かせたいから、◯曜日のこの時間までに出そう」と、自信を持って逆算できるようになります。大切なお金だからこそ、仕組みを知って、安心して送りましょうね。
月〜日曜まで配達は実施されている
最初に一番気になるポイントからお伝えすると、現金書留は「書留扱い」なので、月曜日から日曜日・祝日まで配達があります。
普通の手紙やはがきは土曜日配達が休止されていますが、現金書留を含む「書留・簡易書留・速達・レターパック」などは、今も土日祝も配達の対象です。
そのため、金曜日や土曜日に差し出しても、日曜や祝日をはさんで配達されることがあります。「週末だからまったく動かない」というわけではないので、この点は安心材料ですね。
ただし「土曜のみ集荷あり・日曜集荷なし」という注意点
一方で注意したいのが、ポストから出すか、窓口から出すかという点です。
書留は基本的に窓口での差し出しが推奨されており、実際、多くの人は郵便窓口か「ゆうゆう窓口」から出しています。
ポストの集荷は地域やポストごとに時間が違い、土曜は集荷があっても、日曜は集荷がないポストも多いのが実情です。
「配達はしてくれるけれど、ポストから出したのが翌平日扱いになってしまう」というケースもあり得るため、
・確実に送るなら平日日中の窓口
・週末~夜間に出したいなら、ゆうゆう窓口
を利用するのが安心です。ゆうゆう窓口の営業時間は郵便局ごとに違うので、日本郵便のサイトで事前にチェックしておくとスムーズです。
現金書留とは?仕組みと普通郵便との違い
現金書留で送れるもの(現金・金券・商品券)
現金書留はその名の通り、「現金を安心して送るための特別な郵便サービス」です。
基本的には、次のようなものを安全に送るために利用します。
・お札(紙幣)
・硬貨(コイン)
・商品券・ギフト券・図書カードなど、「お金と同じように扱われる金券」
・プリペイドカード等、一部の有価証券類
日本郵便では、現金を郵送する場合は必ず現金書留にするよう案内しており、普通郵便やレターパックに現金を入れるのはNGです。
万が一トラブルがあっても補償されませんので、「お金=現金書留」と覚えておくと安心です。
補償制度と安全性の特徴
現金書留の大きな特徴は、「万が一のときに補償がある」ことです。書留として取り扱われるため、
・引き受けから配達までの記録が残る
・対面で配達し、受取人のサインまたは印鑑をもらう
・事故や紛失のときに、申告した金額の範囲で賠償される
といった仕組みになっています。
現金書留の加算料金は、1万円までの補償で+480円、そこから5,000円ごとに+11円ずつ増えて、上限は50万円までとなっています。
「現金封筒(現金書留用封筒)」は別途21円で購入し、これに入れて送るのが基本です。現金封筒のサイズを超える大きな郵便物の場合は、現金封筒を使わなくても現金書留として差し出せます。
現金書留が届くまでの日数目安
通常配送の到着日目安(同一県内/遠方)
現金書留の配達日数は、基本的には普通の手紙(第一種郵便物)と同じ日数+書留扱いと考えてOKです。
ただし現在は、普通郵便の配達日数が全体的に「以前より1日程度長く」なっている点には注意が必要です。
おおまかな目安としては、次のように考えておくとイメージしやすいです(平日の午前~昼頃に差し出した場合の例)。
・同一県内・近県:差出日の翌日~翌々日
・遠方(本州~北海道/本州~九州など):差出日の翌々日~3日後くらい
もちろん、実際のお届け日数は地域や郵便局によって異なるので、確実に知りたい場合は、日本郵便公式サイトの「お届け日数を調べる」ページで検索するのが一番確実です。
週末にかかる場合の日数シミュレーション(日曜投函・土曜投函)
つぎに、週末がらみのケースをイメージしやすいように、いくつか例を挙げてみます。
(あくまで一般的なイメージです。必ずしもこの通りになるとは限らない点だけご注意ください)
◆金曜日の午前中に、窓口から差し出した場合
・同一県内:早ければ土曜配達、それ以外は月曜配達になることが多い
・遠方:月曜~火曜あたりに到着
◆土曜日の午前中に、窓口から差し出した場合
・同一県内:日曜または月曜配達になるケースが多い
・遠方:月曜~火曜あたり
◆日曜日に、ゆうゆう窓口から差し出した場合
・同一県内:月曜~火曜あたり
・遠方:火曜~水曜あたり
このように、現金書留そのものは土日も配達されますが、「差し出した曜日」と「地域の組み合わせ」によって到着日は変わります。
大切な書類の締切日やイベント日が決まっている場合は、少なくとも2~3日は余裕を見て差し出すのがおすすめです。
繁忙期(年末年始・GW)の遅延リスク
年末年始やゴールデンウィークなど、郵便物が増える時期は、どうしても全体的に遅れやすくなります。
日本郵便も「締切のある郵便物は、日数に余裕を持って差し出してほしい」と公式に案内しています。
さらに近年は、郵便の体制見直しなどの影響もあり、一部地域では配送ルートの調整が行われています。公式には「従来どおりのお届け日数を維持する」とされていますが、地域や状況によっては一時的に遅れが出る可能性もゼロではありません。
「どうしても◯日までに着いてほしい!」という場合は、現金書留+速達や、日程に余裕を持った差出しを組み合わせると安心です。
速達で現金書留を送る方法と料金
どれだけ短縮できる?速達の配達日数目安
現金書留は、速達オプションを追加することも可能です。
速達を付けると、通常よりも半日~1日程度早く届くケースが多く、「翌日必着に近づけたい」ようなときにとても心強いサービスです。
イメージとしては、
・同一県内:翌日配達の可能性がかなり高くなる
・遠方:通常より1日程度早くなることが多い
という感じです。こちらも最終的には地域差があるので、「お届け日数を調べる」ページで「速達」を選択して確認するのが一番確実です。
速達料金の計算方法と実例
速達料金は、「基本の郵便料金+書留料金(現金書留)+速達料金」の合計になります。
速達料金は重さによって決まり、250gまで+300円、1kgまで+400円、4kgまで+690円が加算されます。
たとえば、25g以内(定形郵便)で1万円までの現金書留+速達を送る場合、目安としては
・定形郵便(25g以内):84円(代表的な水準の例)
・現金書留加算:480円(1万円まで)
・速達加算(250gまで):300円
→ 合計:864円程度+現金封筒代(21円)
実際の料金は重さや料金改定のタイミングによって変わる可能性があるので、日本郵便の料金計算ページや窓口で必ず確認してくださいね。
現金書留の出し方(初めてでも迷わない手順)
郵便局での送り方(専用封筒&書き方)
現金書留を送るときの基本的な流れは、次の通りです。
1. 郵便局で「現金封筒(現金書留用封筒)」を購入する(21円)
2. 封筒に宛名・差出人を記入
3. 中身の金額を確認し、封をしっかり閉じる(糊付け+封印)
4. 郵便窓口に持って行き、「現金書留でお願いします」と伝える
5. 損害要償額(補償してほしい金額)を申告する
6. 料金を支払い、控え(受領証)を受け取る
封筒の書き方が分からないときは、窓口で「初めてなので教えてください」と伝えれば、職員さんが優しく教えてくれますよ。
窓口での必要手続きと料金計算の流れ
窓口では、「重さ」「損害要償額」「速達などオプションの有無」によって料金が決まります。
係の方がその場で量って計算してくれるので、こちらで細かく暗算する必要はありません。
ただし、損害要償額をいくらにするかは自分で決める必要があります。
実際に入っている金額より少なく申告すれば料金は安くなりますが、万が一事故があった場合に補償される金額もその範囲までになってしまいます。
「送る金額=損害要償額」として申告するのが、もっとも安心な選び方です。
土日でも差し出せる?「ゆうゆう窓口」活用方法
平日は仕事や家事で忙しくて、なかなか郵便局の営業時間に行けない…という方も多いですよね。
そんなときに便利なのが、土日・祝日や早朝・夜間も営業している「ゆうゆう窓口」です。
ゆうゆう窓口では、
・現金書留
・一般書留・簡易書留
・速達
・ゆうパック など
を差し出すことができます。
「週末しか動けない」「今日中にどうしても出したい」というときの頼れる味方なので、自宅や職場の近くにどの郵便局のゆうゆう窓口があるか、一度チェックしておくと安心です。
安全に受け取るための知識
対面受取・本人確認が必要な理由
現金書留は、必ず対面での受け渡し+受取印(またはサイン)が必要です。
これは、途中で紛失・盗難などが起こらないように、受け渡しの記録を明確に残すためです。
ポスト投函ではなく、一件ずつ手渡ししているため、配達員さんにとっても手間のかかる扱いです。それだけ丁寧に取り扱われているということでもありますね。
不在だった場合の再配達・保管期間
配達時に不在だった場合は、「不在連絡票」がポストに投かんされます。
そこに書かれている方法にしたがって、
・電話
・インターネット(再配達受付ページ)
・専用アプリ
などから、再配達の日時や受取方法(自宅/郵便局窓口など)を指定できます。
保管期間は原則として初回配達の日から7日間程度が目安です(局によって扱いが異なる場合もあるので、不在票の案内に従ってください)。
住所間違い・受取拒否時の取扱い
宛先の住所が間違っていたり、すでに引っ越してしまっていた場合は、差出人の元へ返送されます。
また、受取人が「受け取りたくない」と判断して受取拒否した場合も、同じく差出人に戻されます。
このとき、書留料金などが返ってくるわけではないので、差し出す前に宛先住所や氏名はしっかり確認しておきましょう。
Q&A|現金書留のよくある疑問
家族でも受け取れる?
「本人が留守でも、家族が受け取って大丈夫?」という疑問もよくあります。
現金書留は、基本的には同居の家族が受け取ることができます。その場合でも、家族の方のサインや印鑑が必要です。
ただし、配達員さんの判断や、差出人の指定(「本人限定受取郵便」を利用しているなど)によっては、本人以外受け取れないケースもあります。
「絶対に本人だけが受け取る必要がある」ような場合は、「本人限定受取郵便」という別サービスも検討しましょう。
中身はどこまで保証される?
現金書留の補償は、差し出すときに申告した損害要償額の範囲内で行われます。
1万円までなら+480円、その後は5,000円ごとに+11円ずつ追加し、最大50万円まで設定できます。
たとえば3万円を送りたい場合、多くの方は損害要償額を3万円として申告しますが、料金を抑えるために1万円として申告することも理屈の上では可能です。
その場合、万が一のときに1万円までしか補償されないので、「送る金額=損害要償額」で申告するほうが安心です。
追跡サービスは使える?
現金書留は、追跡サービスに対応しています。
受領証に記載されている「お問い合わせ番号」を、日本郵便の追跡ページに入力すれば、
・引き受け日時
・中継局を通過したタイミング
・配達完了日時
などを確認できます。
「ちゃんと動いているかな?」「もう届いたかな?」と不安になりがちな現金書留ですが、追跡をこまめにチェックすることで、安心感がかなり違ってきます。
まとめ・急ぎ+安全なら現金書留は便利
到着日目安・週末対応の整理
最後に、この記事のポイントをギュッとまとめておきます。
・現金書留は書留扱いなので、土日祝も配達対象
・ただし、差し出す曜日・時間帯・地域によって到着日は変わる
・普通郵便は全体的に配達日数が1日ほど伸びているので、以前より余裕を持った差出しが安心
・どうしても急ぐときは、現金書留+速達も検討
・ゆうゆう窓口なら、土日・早朝・夜間でも差し出しOK
・配達状況は、追跡サービスでこまめにチェックできる
安心のための事前準備が大切
大切なお金を送るのは、やっぱり少しドキドキしますよね。
でも、仕組みと配達日数の目安さえ知っておけば、「いつ着くか分からない不安」はグッと小さくなります。
・いつまでに届けたいのか
・どのくらい余裕を見て差し出すか
・速達やゆうゆう窓口を使うかどうか
この3つを意識して計画的に送れば、現金書留はとても心強いサービスです。
ぜひ、あなたの大切な想いと一緒に、安心して現金を書留で届けてあげてくださいね。

