結婚祝いを用意するとき、「のしの表書きは『寿』と『御祝』のどっちがいいの?」と迷ってしまいますよね。
せっかくのお祝いだからこそ、失礼のない形で、気持ちよく受け取ってもらえるように整えたいと感じる方も多いでしょう。
結婚祝いののしは、「寿」も「御祝」も基本的に選べますが、贈る相手や場面、贈り物の渡し方によって選びやすい表記や水引の種類があります。
この記事では、結婚祝いののしにおける表書きの選び方から名前の書き方、内のし・外のしの使い分けまで、迷いやすいポイントをわかりやすく解説します。
大切な人へのお祝いを、心を込めて準備するための参考にしてください。
この記事でわかること
- 結婚祝いののしに「寿」と「御祝」のどちらを選ぶか
- 結婚祝いに適した水引の色と結び方
- 贈り主の名前を書く位置と連名にする場合の考え方
- 手渡し・配送に合わせた内のしと外のしの選び方
結婚祝いののしは「寿」と「御祝」のどちらも使える

結婚祝いののしの表書きは、「寿」でも「御祝」でも基本的には問題ありません。
より改まった印象を大切にしたいときは「寿」、何のお祝いかをひと目で伝えたいときは「御結婚御祝」を選ぶと、気持ちに合った一枚になります。
相手との関係や贈り物の雰囲気に合わせて選べばよく、どちらか一方だけが正解というわけではありません。
| 表書き | 向いている場面 | 印象 |
|---|---|---|
| 寿 | 目上の方へ贈る場合、改まったお祝い、迷った場合 | 華やかで格式を感じやすい |
| 御結婚御祝 | 結婚のお祝いだと明確に伝えたい場合 | 用途がわかりやすく丁寧 |
| 御祝 | 用途がすでに十分伝わる場合 | シンプルで幅広く使いやすい |
格式を大切にするなら「寿」が選びやすい
「寿」は、結婚をはじめとするおめでたい場面で広く用いられてきた表書きです。
短い言葉ながら祝福の気持ちが伝わりやすく、結婚祝いの表書きとして定番の選択肢といえます。
職場の上司や先輩、親族などへ贈る場合や、きちんとした印象を整えたい場合には、「寿」を選ぶと安心です。
結婚式へ出席する際に渡すお祝いはもちろん、直接会って贈る記念の品にもなじみます。
表書きに迷ったときは、「寿」を選べばお祝いの場にふさわしくまとめやすいでしょう。
用途をわかりやすく示すなら「御結婚御祝」が適している
「御祝」だけでもお祝いの気持ちは伝わりますが、入学や出産などのお祝いにも使われる言葉です。
そのため、結婚のお祝いであることをはっきり示したい場合は、「御結婚御祝」と書く方法が向いています。
特に配送で贈り物を届けるときや、受け取る品が複数ありそうなときには、用途が明確な表書きだと相手にもわかりやすいでしょう。
結婚祝い用として販売されているのし紙や祝儀袋には、あらかじめ「御結婚御祝」と印刷されたものもあります。
自分で表書きを書くことに不安がある場合も、用途に合う印字済みのものを選べば、すっきりとした印象に仕上がります。
友人へのカジュアルな結婚祝いにも「寿」を使える
「寿」は格式のある言葉ですが、親しい友人への結婚祝いに使っても堅すぎることはありません。
むしろ、結婚という特別な節目を祝う言葉として、仲のよい友人への贈り物にも自然になじみます。
たとえば、友人夫婦へ食器や日用品、記念になる品を贈る場合でも、のしの表書きを「寿」にすると、お祝いらしい華やかさを添えられます。
贈り物そのものが親しみやすい品でも、表書きまで無理にくだけた表現にする必要はありません。
親しい間柄であっても、「寿」は祝福の気持ちを丁寧に届けられる表書きです。
4文字の表書きが気になる場合は「御結婚御祝」を選ぶ
結婚に関するお祝いでは、表書きの文字数を気にする慣習を意識する方もいます。
「御祝」は2文字ですが、「御結婚御祝」は5文字なので、4文字の表書きを避けたいと考える場合にも選びやすい表現です。
ただし、表書きの文字数については地域や家庭の考え方によって受け止め方に差があります。
気になる場合は無理に悩まず、「寿」または「御結婚御祝」のどちらかを選ぶとよいでしょう。
相手のご家族に慣習を大切にする方がいそうなときは、より一般的で改まった「寿」を選んでおくと、穏やかに気持ちを伝えやすくなります。
水引は紅白または金銀の結び切りを選ぶ
結婚祝いののし紙には、紅白または金銀の「結び切り」の水引を選ぶのが基本です。
結び切りは一度結ぶとほどきにくい形であり、結婚のお祝いに込める「末永く一度きりのお付き合い」という願いになじみます。
水引の色で迷ったときは、一般的な結婚祝いには紅白、よりあらたまった贈り物には金銀を選ぶと、気持ちよく準備しやすいでしょう。
結婚祝いにはほどけにくい「結び切り」が適している
結び切りは、水引の中央が固く結ばれ、簡単にはほどけない形のことです。
何度も繰り返すことを望まない結婚のお祝いでは、「一度結んだご縁が末永く続くように」という意味合いを持つ結び切りが選ばれています。
結婚祝い用ののし紙を探す際は、水引の形だけでなく、「結婚御祝用」「婚礼用」などと記載されたものを選ぶと安心です。
近年は、結び切りをより華やかにアレンジした「あわじ結び」や「淡路結び」と呼ばれる水引もよく使われます。
あわじ結びは両端を引くほど結び目が強くなる形で、結婚祝いにもふさわしい水引です。
| 水引の形 | 結婚祝いへの使用 | 込められる意味合い |
|---|---|---|
| 結び切り | 適している | 一度きりであってほしいお祝い |
| あわじ結び | 適している | 末永いご縁、固い結びつき |
| 蝶結び | 避ける | 何度あってもよいお祝い |
水引の本数は10本が一般的
結婚祝いに用いる水引は、10本のものを選ぶのが一般的です。
10本は、両家が手を結び合う様子を表すともいわれ、婚礼にふさわしい本数として定着しています。
市販の婚礼用のし紙や祝儀袋であれば、あらかじめ10本の水引が印刷されているものや、10本の水引が付いたものを選べます。
水引の本数を自分で数える場面は多くありませんが、一般的なお祝い用の5本ではなく、婚礼用の10本を意識して選ぶとよいでしょう。
ただし、品物に添える小さなのし紙などでは、水引が簡略化されている場合もあります。
その場合も、結婚祝い向けとして販売されている品を選べば、細かな形式に迷いすぎる必要はありません。
紅白と金銀は品物や贈る相手に合わせて選べる
水引の色は、親しい友人や同僚への結婚祝いなら紅白、目上の方への贈り物や格式を大切にしたい場面なら金銀が選びやすいでしょう。
紅白は明るく親しみのある印象があり、結婚祝いの品物全般に幅広く使えます。
金銀は華やかさとあらたまった印象を添えやすく、上質感のある品物や、特別に丁寧な気持ちを表したい贈り物にもなじみます。
- 紅白の結び切り:友人、同僚、親族などへの一般的な結婚祝いに選びやすい
- 金銀の結び切り:上司、恩師、年長の親族などへのあらたまった贈り物に合わせやすい
- あわじ結び:紅白・金銀のどちらにも用いられ、華やかさを出したいときに適している
色によって祝福の気持ちの大きさが決まるわけではないため、贈る品物の雰囲気や相手との関係性に合うものを選べば十分です。
迷った場合には、紅白10本の結び切りを選んでおくと、幅広い相手に失礼のない印象にまとまります。
何度でも結び直せる蝶結びは結婚祝いでは避ける
蝶結びは、ほどいて何度でも結び直せる形であるため、結婚祝いには用いないのが一般的です。
蝶結びには「何度あってもうれしい」という意味合いがあり、出産祝いや入学祝い、長寿祝いなどに適しています。
見た目がかわいらしく華やかでも、結婚祝いののし紙として蝶結びを選ぶと、本来の慣習とは異なる組み合わせになります。
購入前には、水引が蝶結びになっていないかを確認し、結び切りまたはあわじ結びを選ぶようにしましょう。
水引の形に少し気を配るだけで、贈り物全体が結婚という晴れの日にふさわしい、丁寧な印象になります。
贈り主の名前は水引の下にフルネームで書く

結婚祝いののし紙では、水引の下に贈り主の名前を表書きよりやや小さく記します。
個人で贈る場合はフルネーム、夫婦や複数人で贈る場合は人数や関係性に合わせた連名にすると、誰からのお祝いかがわかりやすくなります。
名前は水引の中央下に、読みやすく整えて書くことを意識すれば、丁寧な印象に仕上がります。
個人で贈る場合は表書きより少し小さく氏名を書く
個人で結婚祝いを贈るときは、水引の下中央にフルネームを書きます。
表書きよりも少し小さな文字にすると、全体のバランスが整いやすくなります。
たとえば、表書きが「寿」または「御祝」の場合、その真下に「山田 花子」のように氏名を記します。
親しい友人への贈り物であっても、のし紙には名字だけではなく、フルネームで書くほうが改まった場面になじみます。
名前が長い場合は、無理に大きく書こうとせず、文字の大きさを少し控えめにして中央に収めましょう。
| 書く場所 | 書き方の目安 |
|---|---|
| 水引の下中央 | 贈り主のフルネーム |
| 文字の大きさ | 表書きより少し小さめ |
| 文字の配置 | 水引の中央に合わせて読みやすく整える |
夫婦連名では夫のフルネームと妻の名前を書く
夫婦で贈る場合は、一般的に右側へ夫のフルネーム、左側へ妻の名前のみを書きます。
これは、夫の名字を夫婦で共有する書き方として広く用いられているためです。
たとえば夫が「佐藤 恒一」、妻が「美咲」の場合は、右に「佐藤 恒一」、左に「美咲」と並べます。
夫婦それぞれの名字を記したいときや、普段から別の姓を名乗っている場合は、それぞれをフルネームで並べる書き方でも自然です。
どちらの書き方でも、二人の名前の大きさをそろえ、水引の下で左右のバランスが取れるようにしましょう。
- 一般的な書き方:右に夫のフルネーム、左に妻の名前
- それぞれの姓を記す書き方:夫婦ともにフルネーム
- 共通するポイント:夫婦の名前を表書きより少し小さく書く
複数人の連名は立場や年齢を目安に右から並べる
友人同士や職場の同僚など、複数人で結婚祝いを贈る場合は、名前を水引の下に右から左へ並べます。
順番に迷うときは、年齢が上の人、立場が上の人、取りまとめをした人を右側に置くとまとまりやすくなります。
同僚や友人のように立場に差がない場合は、五十音順や相談して決めた順番でも問題ありません。
連名は3名程度までであれば、のし紙に直接書いても見やすく仕上がります。
名前の長さに差がある場合も、全員の文字の大きさはできるだけそろえると、きちんとした印象になります。
| 贈るメンバー | 名前を並べる目安 |
|---|---|
| 上司や先輩を含む場合 | 立場が上の人から右に配置 |
| 親族の場合 | 年齢が上の人から右に配置 |
| 友人・同僚の場合 | 五十音順または相談して決めた順番 |
人数が多い場合は代表者名と「外一同」でまとめる
4名以上など人数が多い場合は、全員の名前をのし紙に詰め込まず、代表者のフルネームと「外一同」でまとめる方法が便利です。
この場合は、代表者名を水引の下中央または右寄りに書き、その左側にやや小さく「外一同」と記します。
全員の氏名は、別紙にまとめて贈り物に添えると、受け取る側も贈り主を確認しやすくなります。
別紙には、職場の部署名やグループ名を見出しとして添えたうえで、名前を読みやすく並べると親切です。
代表者だけの贈り物だと受け取られないよう、別紙で全員の名前を伝えることが大切です。
人数が多いほど文字が窮屈になりやすいため、のし紙はすっきりまとめ、詳細は別紙に任せると美しく仕上がります。
のしは必須ではないものの改まった結婚祝いには付けると丁寧
結婚祝いにのしは必須ではありませんが、目上の方への贈り物や、きちんと気持ちを伝えたい場面では付けると丁寧です。
一方で、親しい友人への気軽なプレゼントや、品物の雰囲気を大切にしたい場合は、リボン包装だけでも失礼にはあたりません。
大切なのは、贈る相手との関係性や、贈り物を渡す場面に合わせて包装を選ぶことです。
のしを付けるか迷ったときは、「改まったお祝いとして贈るなら付ける、親しい間柄での気軽なギフトなら省略も選べる」と考えると判断しやすくなります。
| 贈る場面・相手 | 包装の選び方の目安 |
|---|---|
| 職場の上司・先輩・親族への結婚祝い | のしを付けた包装が選びやすい |
| 友人夫婦への正式なお祝いの品 | のしを付けると改まった印象になる |
| 親しい友人へのちょっとした贈り物 | リボンやメッセージカードだけでもなじみやすい |
| 花や雑貨など見た目も楽しんでほしい品 | 品物の雰囲気に合わせて、のしを省略する方法もある |
親しい友人への気軽な贈り物はリボン包装でもよい
親しい友人へ結婚祝いを贈る場合は、必ずしものしを付けなければならないわけではありません。
たとえば、仲のよい友人に贈るおしゃれな食器、ルームフレグランス、写真立てなどは、リボン包装のほうが贈り物の雰囲気に合うこともあります。
カジュアルなパーティーで渡すプチギフトや、新生活のお祝いとして気軽に渡す品にも、華やかなラッピングはよくなじみます。
ただし、相手のご家族にも渡る可能性がある場合や、少し改まった場で渡す場合は、リボン包装に短いメッセージカードを添えると気持ちが伝わりやすくなります。
「結婚おめでとう」「新生活が素敵な毎日になりますように」といったひと言があるだけで、親しみのあるお祝いらしい印象になります。
リボン包装を選ぶ際は、弔事を連想させる落ち着きすぎた色合いよりも、白、ベージュ、淡いピンク、明るいブルーなど、やわらかく晴れやかな色を選ぶと安心です。
品物の種類によってはのしを付けない選択肢もある
のしは丁寧な印象を添えられる一方で、品物によっては付けないほうが魅力を生かせる場合もあります。
特に、花束やフラワーアレンジメント、バルーンギフト、インテリア雑貨などは、のし紙よりもラッピングのデザインを楽しむ贈り物として選ばれることがあります。
ブランドの箱や包装そのものに特別感がある品も、無理にのしを付けず、ショップの包装を生かす方法が自然です。
また、手作りの品や、友人同士で贈る小さな記念品なども、のしよりメッセージカードのほうが気持ちを表しやすいことがあります。
ただし、結婚祝いとして品物を配送する場合や、ご本人以外のご家族が受け取る可能性がある場合は、贈り物の目的が伝わる工夫をしておくと親切です。
たとえば、カードに「ご結婚のお祝いです」と添えておけば、包装がシンプルでもお祝いの品であることが分かりやすくなります。
- 花やバルーンなど、見た目の華やかさを大切にしたい贈り物
- デザイン性のある箱や包装を生かしたい贈り物
- 親しい友人へ渡す、気軽な記念品やプチギフト
- 手作りの品など、カードで思いを伝えたい贈り物
このような品は、のしを付けない選択も検討しやすいでしょう。
反対に、実用品や贈答用の品など、結婚祝いとしてきちんと感を出したい場合は、のしを付けたほうが目的が伝わりやすくなります。
迷ったときは購入店で結婚祝い用と伝えると安心
のしを付けるべきか、リボン包装にするべきか迷ったときは、購入店で「結婚祝い用です」と伝えるのが安心です。
百貨店、ギフトショップ、オンラインショップなどでは、品物の種類や贈答の目的に合わせた包装を案内してもらえることがあります。
店頭では、渡す相手との関係性や、フォーマルな贈り物かどうかもあわせて伝えると、より選びやすくなります。
オンラインで購入する場合は、注文画面にあるギフト設定や備考欄を確認し、結婚祝い向けの包装を希望する旨を記載するとよいでしょう。
包装の選択肢が複数あるときは、「相手に気を遣わせず、それでいてお祝いの気持ちが伝わるか」を基準にすると決めやすくなります。
形式に迷いすぎるよりも、相手の門出を祝う気持ちを丁寧に整えて贈ることが何より大切です。
手渡しは外のし、配送は内のしが選びやすい

結婚祝いを直接渡すなら、表書きや贈り主の名前が見えやすい外のしが選ばれやすいでしょう。
一方で配送する場合は、のし紙を包装の内側に掛ける内のしにすると、移動中の汚れや傷みを抑えやすくなります。
ただし、渡し方だけで決めるのではなく、相手の地域やご家庭で大切にされている慣習があれば、そちらを優先するのが安心です。
| 種類 | のし紙を掛ける位置 | 選びやすい場面 | 印象 |
|---|---|---|---|
| 外のし | 包装紙の外側 | 手渡しする結婚祝い | お祝いの目的が伝わりやすい |
| 内のし | 品物の箱にのし紙を掛け、その上から包装する | 配送する結婚祝い | 控えめで落ち着いた印象になりやすい |
外のしは贈り物の目的がひと目で伝わる
外のしは、包装紙の上からのし紙を掛ける方法です。
受け取ったときに表書きが見えるため、結婚のお祝いとして贈った品であることがすぐに伝わるのが大きな特徴です。
結婚式当日や、後日あらためて新郎新婦の自宅を訪ねる際など、直接手渡しする場面と相性がよいでしょう。
たとえば複数の贈り物を受け取る可能性がある場でも、外のしなら誰から何の目的で届いた品かを確認しやすくなります。
受付で預ける場合や、ご家族に代わりに受け取ってもらう場合にも、贈答の目的を共有しやすい方法です。
ただし、表面にのし紙があるぶん、持ち運びの際に角が折れたり、水滴などで汚れたりすることがあります。
手渡しまでに長時間持ち歩く予定があるときは、紙袋に入れる、雨の日は濡れないよう配慮するといった工夫をするとよいでしょう。
- 新郎新婦へ直接渡す予定がある。
- 結婚祝いであることを分かりやすく伝えたい。
- 受付やご家族など、本人以外に一度預ける可能性がある。
このような場合には、外のしを選ぶと気持ちよく整えやすいでしょう。
内のしは配送中の汚れや破れを防ぎやすい
内のしは、品物の箱にのし紙を掛けてから、その上を包装紙で包む方法です。
のし紙が包装の内側にあるため、配送中に擦れたり破れたりしにくく、きれいな状態で届けやすい点がメリットです。
宅配便で結婚祝いを送る場合や、遠方の相手へ贈る場合には、内のしが選びやすいでしょう。
包装を開けるまで表書きは見えませんが、受け取った方が品物を開封する際にお祝いの内容を確認できます。
控えめで上品な印象があり、あらたまった贈り物にもなじみやすい方法です。
配送を依頼する際は、注文画面や店頭で「結婚祝い用の内のしを希望します」と伝えると、希望を共有しやすくなります。
のしの種類だけでなく、配送先の住所や到着希望日の入力も落ち着いて確認しておくと安心です。
- 遠方に住む新郎新婦へ結婚祝いを送る。
- 配送中にのし紙が傷むことをできるだけ避けたい。
- 華やかさよりも、控えめで丁寧な印象を大切にしたい。
こうしたケースでは、内のしを選ぶと包装全体を整えやすくなります。
地域や家庭の慣習がある場合はそちらを優先する
外のしと内のしの選び方には一般的な目安がありますが、地域やご家庭によっては異なる考え方が受け継がれていることもあります。
たとえば、配送であっても外のしを好む地域や、ご家族の慣習として内のしを選ぶ場合もあります。
迷ったときは、新郎新婦と親しい家族や共通の知人にさりげなく確認できると安心です。
確認が難しい場合は、配送なら内のし、直接渡すなら外のしを目安にすると、大きく迷いにくいでしょう。
形式を整えることは大切ですが、相手へのお祝いの気持ちを丁寧に届けることが何より大切です。
結婚祝いは挙式の1週間前までを目安に贈る
結婚祝いの品物は、挙式の1週間前までに相手の手元へ届くように贈るのが一般的な目安です。
お祝いを受け取った新郎新婦が準備の合間に確認でき、当日も落ち着いて迎えやすくなります。
ただし、披露宴に出席する際に持参するご祝儀と、事前に贈る結婚祝いの品物は分けて考えるとわかりやすいでしょう。
| 贈るタイミング | 考え方 |
|---|---|
| 挙式の1〜2か月前 | 早めにお祝いを届けたい場合に選びやすい時期 |
| 挙式の1週間前まで | 結婚祝いを贈る際の目安となる時期 |
| 挙式当日 | 品物の持参は控え、ご祝儀は受付で渡すことが多い |
| 挙式後に結婚を知ったとき | お祝いの気持ちを添えて、なるべく早めに贈る |
招待状を受け取ったあとや、欲しいものを確認してから準備する場合でも、発送日だけでなく到着予定日まで見ておくと安心です。
人気の品物や名入れを依頼する贈り物は準備に時間がかかることもあるため、余裕をもって注文すると慌てにくくなります。
挙式当日の持参は新郎新婦の負担を考えて控える
結婚式当日は、新郎新婦やご家族が受付、移動、写真撮影などで慌ただしく過ごすことが少なくありません。
大きさや重さのある結婚祝いを持参すると、保管場所を確保したり、自宅へ運んだりする手間が増える可能性があります。
そのため、品物の結婚祝いは当日ではなく、事前に自宅へ届ける方法が選ばれやすいでしょう。
披露宴に出席する場合は、当日は受付でご祝儀を渡し、品物は別のタイミングで贈ると流れが整います。
どうしても当日に渡したい事情があるときは、持ち帰りやすい小さな品にするか、後日配送できる形を検討すると相手への配慮につながります。
- かさばる品物や重い品物は事前に配送する
- 生花など受け取りや保管に配慮が必要な品は都合を確認する
- 会場へ直接送る場合は受け取りの可否をあらかじめ確認する
会場によっては荷物の受け取りに対応していない場合もあるため、確認なしで送ることは控えたほうがよいでしょう。
新郎新婦が受け取りやすい方法を選ぶことが、お祝いを気持ちよく届けるポイントです。
挙式後に知った場合はなるべく早めに贈る
結婚の知らせを挙式後に知った場合でも、お祝いを贈ることはできます。
知った時点からあまり間を空けず、なるべく早めにお祝いの気持ちを伝えると自然です。
挙式から時間が経っている場合は、「ご結婚おめでとうございます」といったお祝いの言葉に加え、知らせを後から知ったことをやわらかく添えるとよいでしょう。
たとえば、「ご結婚されたと伺いましたので、ささやかですがお祝いをお贈りします」のように、相手が気を遣いすぎない言葉を選べます。
出産や引っ越しなど新生活の予定が重なる時期でもあるため、品物を選ぶ前に生活状況をさりげなく確認できると安心です。
すでに新生活が始まっている場合は、収納場所を取りすぎないものや、日常で使いやすいものを選ぶと受け取りやすいでしょう。
配送するときは相手の都合を確認して日時を決める
配送で結婚祝いを贈るときは、相手が受け取れる日や時間帯を確認してから手配するのがおすすめです。
挙式直前は打ち合わせや準備で不在になりやすいため、一方的に日時を決めるよりも、短い連絡で都合を尋ねると丁寧です。
サプライズにしたい場合でも、大きな荷物や受け取りが必要な品物なら、在宅しやすい曜日だけでも聞いておくとよいでしょう。
- 贈り先の住所に変更がないか確認する
- 受け取りやすい日程や時間帯を尋ねる
- 挙式の1週間前までに届く日を設定する
- 発送後は問い合わせ番号などを控えておく
冷蔵・冷凍が必要な品物や受け取り期限が短いものは、特に相手の予定を優先して日時を決めましょう。
また、相手が旅行や新婚旅行を予定していることもあるため、挙式後すぐの配送を考える場合にも確認が役立ちます。
品物が無事に届くことまで考えて準備すると、お祝いの気持ちをより心地よく届けやすくなります。
結婚祝いと結婚内祝いでは表書きと名入れが異なる

結婚祝いと結婚内祝いは、どちらも結婚に関する贈り物ですが、表書きと名前を書く人が異なります。
結婚祝いには贈る側の名前を書き、結婚内祝いにはお祝いを受け取った新郎新婦の名前を書くのが基本です。
「誰から誰へ贈るものか」を考えると、のしの書き方を迷わず選びやすくなります。
| 種類 | 主な表書き | 水引の下に書く名前 |
|---|---|---|
| 結婚祝い | 寿・御祝 | お祝いを贈る人 |
| 結婚内祝い | 内祝・寿 | 新郎新婦 |
結婚祝いは贈る側の名前を書く
結婚祝いののしでは、水引の上に「寿」または「御祝」と書き、水引の下にお祝いを贈る側の名前を書きます。
受け取る新郎新婦が、誰からのお祝いなのかをすぐに確認できるようにするためです。
夫婦で贈る場合は夫婦の連名にし、中央に夫のフルネーム、左側に妻の名前を書く形が一般的です。
ただし、夫婦それぞれが新郎新婦と親しい関係であれば、二人ともフルネームで書いても問題ありません。
友人同士など複数人で一つのお祝いを贈る場合は、目安として三名までなら全員の氏名を記載できます。
四名以上になる場合は、代表者の名前を中央に書き、その左側に「外一同」と添える方法が選ばれます。
別紙に全員の氏名を書いて品物に添えると、贈り主をより丁寧に伝えられます。
- 個人で贈る場合:自分のフルネームを書く。
- 夫婦で贈る場合:夫婦の名前を連名で書く。
- 複数人で贈る場合:人数に応じて全員の名前、または代表者名と「外一同」を書く。
結婚内祝いは「内祝」または「寿」を用いる
結婚内祝いは、結婚祝いをいただいた方へ感謝の気持ちを込めて贈る品です。
表書きには「内祝」または「寿」を用いるのが一般的です。
「内祝」は、お祝いをいただいたことへのお礼として贈る場面に選びやすい表書きです。
一方の「寿」は結婚のおめでたい出来事を表すため、結婚にまつわる贈り物であることをわかりやすく伝えられます。
地域や家の慣習、贈答品を用意するお店の案内によって選ばれる表書きが異なることもあります。
迷ったときは、お返しとして贈る意味を重視するなら「内祝」、結婚の慶事を前面に出したいなら「寿」と考えると選びやすいでしょう。
なお、結婚内祝いは新郎新婦から贈るものなので、結婚祝いと同じ感覚で贈り主の親や別の家族の名前を書かないように注意が必要です。
結婚内祝いの名入れは新姓や夫婦の連名が一般的
結婚内祝いの水引の下には、新郎新婦の新しい姓、または夫婦の名前を記載します。
新しい姓の下に二人の名前を並べる形は、結婚を機に夫婦としてお礼を贈ることが伝わりやすい書き方です。
たとえば、新姓が「山田」の場合は、「山田」の下に「太郎・花子」のように二人の名前を書きます。
夫婦のフルネームを連名で書く方法もあり、結婚後もそれぞれの姓を使用している場合や、わかりやすさを大切にしたい場合にも選ばれます。
どちらの書き方にするか迷うときは、相手との関係や普段の呼ばれ方に合わせ、受け取った方が誰からの贈り物か判断しやすい形を選ぶと安心です。
- 新姓で書く場合:姓の下に新郎新婦それぞれの名前を書く。
- 連名で書く場合:新郎新婦それぞれのフルネームを書く。
- 旧姓を併記したい場合:相手がわかりやすいよう、品物に添えるメッセージで伝える。
結婚内祝いには、のしだけでは伝えきれない感謝を添えられるよう、短いお礼状やメッセージカードを付けるのも素敵です。
表書きと名入れを贈る目的に合わせて整えることで、新しい門出を祝ってくださった方への感謝を、自然な形で届けられるでしょう。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 結婚祝いの表書きは「寿」でも「御祝」でも基本的に使える
- 改まった印象を重視するなら「寿」、内容を明確にするなら「御結婚御祝」が選びやすい
- 水引は紅白または金銀の「結び切り」を選ぶ
- 贈り主の名前は、水引の下に表書きより少し小さくフルネームで書く
- 改まった結婚祝いにはのしを付けると丁寧な印象になる
- 手渡しなら外のし、配送なら内のしが選ばれやすい
- 結婚祝いの品物は、挙式の1週間前までに届くように贈るのが目安
- 結婚内祝いでは、表書きと水引の下に書く名前が結婚祝いと異なる
結婚祝いののしは、「寿」と「御祝」のどちらを選んでも、お祝いしたい気持ちを丁寧に伝えられます。
相手との関係や贈り物の雰囲気、渡し方に合わせて選べば、迷いすぎなくても大丈夫です。
水引や名前の書き方も、基本を押さえて読みやすく整えるだけで、きちんとした印象に仕上がります。
新郎新婦の新しい門出を思いながら、あなたらしい心のこもった結婚祝いを準備してみてください。
